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リシャールさん、もしよければ最初のころに戻りましょう。そもそもなぜ時計会社を設立したのですか?

どのようにしてこれほどまでに早く現在の地位を確立できたのか、それは時計製造の偉大な物語であり、最大の謎でもある。

最初の時計、RM 001の誕生から20周年を迎えたリシャール・ミル氏は70歳を過ぎ、子供たちやビジネスパートナーのドミニク・ゲナ(Dominique Guenat)氏に経営の舵取りを任せ始めている。最近、彼はあまりインタビューに応じない。それだけに彼が語る言葉には耳を傾ける価値がある。

スマートで雄弁な彼が時計製造が“退屈”だったブランド設立当初や、最初のRM 001を17本すべて手放した理由など、ビジネスにおける最初の20年間について語ってくれた。

フライバック クロノグラフ RM011 WG/TI/ラバー スケルトン

型番 RM011

商品名 フライバック クロノグラフ“フェリペ・マッサ” WG/TI/ラバー

文字盤 スケルトン

材質 WG/TI

ムーブメント 自動巻

タイプ メンズ

サイズ 50×40

付属品 ギャランティ、純正箱 内箱、外箱

トゥールビヨンと呼ばれる超複雑機構を搭載しています。

そして世界初の「投げても壊れない超複雑時計」です。

機械式の腕時計は衝撃に弱い。超複雑な機構を乗せた時計なんてもってのほか。

トゥールビヨンを搭載した複雑時計を投げるパフォーマンスを見たバイヤーや時計ファン達は、とにかく驚いていました。

私は長年時計業界に携わってきましたが、限界を超えるような時計を作ることに躊躇してしまうことがよくありました。その結果、自分が本当に作りたい時計を作ることができなかったのです。

私は、現代の技術やデザインがもたらす新しい可能性、そしてムーブメントのデザインやレイアウト、ケースの実現に新しい手法で取り組みたいと思いました。そこで私はこれまでの常識を覆すような技術的に優れた立体的な時計を作ることにしたのです。

そしてある日、時計業界の仲の良い友人と何度も話し合いながら自分のアイデアを具体的に描き、今しかないと思い、ついに独立する時が来たと確信したのです。

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